コロナを乗り越えた企業の取り組みを学ぶ(矢作中 2年生の実践)
~コロナを乗り越えた企業の取り組みを学ぶ~
今年度は、コロナの影響を学習に関連付けた活動を各学年で行っている。2年生では、職場体験活動が中止になったが、「コロナの影響をどのように乗り越えたか」をテーマに様々な職業の方に講演を行っていただいた。事前のグループ学習では、コロナの影響で仕事が減っている状況を踏まえ、自身が興味を持っている業種はどのような取組をしているかを考えた。サービス業に興味をもつグループは「コロナが落ち着くまで耐える」や「換気や消毒を徹底する」など、現状への対応を重視する考えが多かったようである。
講演は4団体にお越しいただいた。豊橋鉄道グループの講演では、「人間の発想力」をテーマに、「苦しい状況だからこそアイデアを出し合い、新しいサービスを生み出すチャンスだ」という言葉を聞き、生徒は大きくうなずいたり、メモを取ったりして興味深く話を聞いていた。また、「コロナに関係なく、これからは人間がアイデアを出さないとAIと共に生きていくことが難しくなる」とのお話の際は、生徒から「なるほど」との声が聞こえるほど共感を呼んだ様子であった。
講演後の振り返りでは「ピンチの時に弱気になっていてはいけない。アイデアで勝負したい」や、「コロナのことばかり考えていたけれど、仕事では色々なことを考えているのだと知った」などの意見が出て、見解が広がった様子である。
今後の活動として、より多様な業種の方に講演をいただき、生徒が様々な視点でキャリアを考える機会をつくっていきたい。
報告者:矢作中 小森 一輝先生
登録日: 2019年12月9日 /
更新日: 2019年12月9日