「連尺学区の自然を増やそう」(連尺小4年生の実践)
「連尺学区の自然を増やそう」
3年生の学習で連尺学区は岡崎城・八丁味噌や二七市などの歴史のある施設や行事と、りぶらや高層マンション等の新しい施設が共存していることを知った。自分たちの学区を「歴史がある」「自然が多い」と誇りに思っている子どもが多く、「自然が多い」と思っている子がいる中、反対の「自然が少ない」と思っている子もいて、純粋な自然と管理された自然の認識のずれが生じていることが推測される。この認識のずれや意見の食い違いについて考えることで、私たちが身近に目にする自然は、多くの人の手により管理され守られていることに気づかせたい。また、自分の住む連尺学区の環境・自然を守るために自分たちに何ができるのか考え、行動に移していきたい。
4月の授業で子供たちはデジカメを持ち、学区を探検した。「自然が多いと思うところ」「自然が少ないと思うところ」を思い思いに写真を撮った。「自然が多いと思うところ」には伊賀川の花壇や雑草、街路樹があった。「自然が少ないと思うところ」には剪定された街路樹や切り株、捨てられたゴミ、建物だけが写っているものなどがあった。
5月の授業では、その写真をもとに「自然があるところとないところを比べて、自然豊かな学区にしたい」という内容で話し合った。どんな学区が自然豊かと言えるか聞くと「みどりがたくさんある」「田舎風にする」「田んぼを作る」「ゴミを減らして花をいっぱい育てる」等の意見が出てきた。
みんなが自然が多いと思う伊賀川の花壇の写真については「おばあさんが植えてるのを見た」という子が数人いた。
自分たちにできることはないか
ひとりひとりで考え、発表してもらうと
- ゴミを捨てない
- ゴミを拾う
- 花をとらずにみどりを多くする
- 花に水をあげる
- 花をいっぱい育てる
と同時に、「自分たちにできることをしたら、どこにも負けない岡崎になる!」という意見が出てきた。
自分たちにできることがいろいろあることに気づくことができ、これから1年間、がんばって取り組んでいきたい。