「ごみを減らすためには?」(社会科・環境プログラムと関連させて)

 4年生は社会科の「ごみと住みよいくらし」の学習と環境プログラムの発展として、「ごみを減らすために何をしたらよいのだろう」に取り組んでいる。身の周りのごみの種類を調べたり、家の人へ聞き取りもした。また、見学に出かけ自分の目で見て確かめたりする体験活動や調べ学習の時間を確保することで、気がついたことをまとめ、自信をもって発言し合うことにより、ごみについて学習を深めることができるよう心掛けた。

 まず始めに、家庭のごみについて1週間調べたり、学校のごみ箱にはどんなごみが入っているのかを調べたりすることにした。家庭のごみでは、生ごみが一番多く、ペットボトルや新聞紙がその次であった。また、学校のごみでは、紙ごみが多く、次は付箋であった。これらのごみから、生ごみを減らす方法は何かないか ごみはどこへ行くのだろうか 回収された資源ごみはどこへ行くのか など調べたいことが子供たちの中から意見が出てきた。

 次に、ごみの行方を調べるためにごみステーションの見学を行った。ごみの回収時間に合わせて、学校の近くのごみステーションへ出かけ、回収作業の様子や話を伺うことができた。また、学校のごみ回収の様子も見学し、話を聞くこともできた。両方の話からゴミ出しの決まりを守らなければいけないことや少しでもごみが減らせるよう努力が必要なことなどを学ぶことができた。

 ごみが回収され次に行く所として中央クリーンセンターと最終処分場の見学に出かけた。クリーンセンターでは、最新の処理方法によりごみの焼却以外に発電をしたりリサイクルをしたりしていることも教えてもらうことができた。

 ごみを減らすために何をしたらいいのか子供たちなりに考え調べたりした。リサイクルとはどういうものなのか、「3R」で本当にごみが減らせるのか、自分たちはどんな事なら無理なく行うことができるのかなど多くの意見に時間をかけ納得するまで話し合うことも行った。冬休みには、「自分のできるごみ減量作戦」としてごみと向かい合うことにより、大掃除の時にはごみを減らすことができたと満足する子が多かった。

 学習のまとめとして、全員が自分で決めたテーマで新聞作りを行っている。どの子も調べた事や見たり聞いたりしたことを分かりやすくまとめようと頑張っている。出来上がった新聞を低・中・高学年に分け発信する予定であり、ごみを少しでも減らすために学んだことを生かして生活できるよう模索中である。