ゴミを減らすためにリサイクルを考える(奥殿小4年生の実践)
調べよう!へらそう!私たちのごみ (社会科と関連させて)
4年生は社会科「ごみと住みよいくらし」の学習の発展として,「調べよう!へらそう!私たちのごみ」に取り組んだ。家の人への聞き取りや,見学に出かけ自分の目で確かめたりインタビューしたりするなどの体験活動を重視し,気づいたことをまとめる時間をしっかりと確保することで,自信をもって発言し合い,ごみについての学びを深めることができるようにした。
まず,自分の家でどんなごみがどれだけ出るのかを調べ,情報交換した。ごみについてもっと調べたいこととして①燃えるごみが多いのはなぜか ②行先は決まっているのか ③プラスチックはどこへいくのか ④資源回収で集めるものは何か の4つが挙げられた。問題解決の方法として, ○家の人に聞く ○ごみを処理する場所に行く ということになった。
ごみのゆくえを調べるために,ごみステーションの見学を行った。回収の時間に合わせ,学校の近くのごみステーションに行き 回収作業をしている方から話を聞いた。ごみ出しのきまりや回収時に困っていることや気を付けていることを聞くことができた。その後の情報交換の場に,クリーンセンターで働いてみえた経験をもつ,本校の校務員さんに来てもらって話を聞いた。「ごみをもっときちんと分別したい」という思いを共有することができた。
中央クリーンセンターや最終処分場の見学も行った。クリーンセンターが新しくなったことで,当初の計画より少し長く最終処分場が使えるようになったことを知った。ごみ処理の方法として,燃やすだけでなく,リサイクル等があることも教えてもらった。
リサイクルについて,さらに学びを深めるため,リサイクルに取り組んでいる業者による出前授業をお願いした。主に紙のリサイクルをしている業者による出前授業であった。紙のリサイクルは平安時代にすでに行われていたこと,リサイクルやリユースにも限界があるので一番大切なのはリデュースであることを学んだ。
学習のまとめとして,全員が自分でテーマを決め,新聞作りを行った。どの子も見て聞いて調べたことを絵や図を活用して見やすくまとめることができた。
さらに学習の成果を他者に発信したり,自分たちの生活に生かしたりして,できることから行動していく力を磨きたい。