僕たちの町・地域を世界に発信しよう ~環境問題を身近なものと考えて~ 

 本校では、「国際理解教育」「キャリア教育」「環境教育」をESDの視点で見つめ直し持続発展可能な社会の担い手としての「未来を開く子どもの育成」に焦点を当て研究を進めている。この取り組みが評価され、本年度ユネスコスクールに登録された。

 6年生は、本年度の総合のテーマを「僕たちの町・地域を世界に発信しよう」とし、地球環境・共生に焦点を当て取り組んでいる。

 1学期、岡崎市環境プログラムをもとに「知ろう温暖化メカニズム、守ろう地球」の学習を行った。ここでは、自分たちの身の回りに起きている環境の変化や低炭素社会について考えていった。子どもたちは、まず身近に起きている環境の変化を探し、大雨の時に水があふれやすい場所があることに気づいた。子どもたちはゲリラ豪雨などに興味を持ち、環境の変化について考えることができた。さらに岡崎市による出前授業を活用し、地球温暖化防止隊の方に、発電のメカニズムや節電する方法について教えていただき、理解を深めた。次に、身近な存在となっている自動車の排気ガス興味を持ち、そこに含まれる二酸化炭素の量を調べた。その結果を分析すると、エコカーや自動二輪車のほうが、二酸化炭素が少ないことにきづいた。より地球にやさしく生活できるように、時と場合を考えてどんな時に車を使えばよいか話し合い、未来の城南学区の在り方を見つめ直すことができた。

 2学期は本校独自の行事である「城南CITY・カーニバル」がある。6年生では、ここで、今まで学習してきた城南学区の環境変化について、全校の児童や地域の方に発信しようと計画している。