梅の木たんけんたい~学年の木(梅)を世話し、梅の実を収穫・加工を通して地域の方々とかかわり合う~(竜谷小5年生の実践)
梅の木たんけんたい~ 学年の木(梅)を世話し、梅の実の収穫・加工を通して地域の方々とかかわり合う~(竜谷小5年生の実践)
平成11年に緑化日本一になった竜谷小学校は、たくさんの木々に囲まれた緑豊かな学校です。こうした環境の中で、本校の特色である「みのり学習」が生活科や総合的な学習の時間の中で行われています。みのり学習では、1年生はオニグルミ、2年生は栗、3年生が梅、4年生はみかん、5年生はカリン、6年生はキウイと、学年ごとに世話をする実のなる木について学習をします。
3年生の担当は梅の木です。校庭内に複数個所ある梅の木を確認し、収穫を楽しみにしながら実が大きくなっていく様子を観察していきます。6月初旬、大きく実った梅の実の収穫の日がやってきます。子どもたちだけでなく、多くの保護者の方も協力してくださり、脚立を使ったり、棒でつついたりしながら、1つ残らず実を収穫します。今年度は、収穫した梅の実を使って梅ジュースを作り、全校児童、保護者や来校者などに振舞いました。甘酸っぱさと、さわやかさと、冷たさが口の中に広がり、夏の到来を味覚で感じることができました。
その年毎に収穫量に差が出るのも、自然を使った学習の特徴の1つ。たくさん収穫できた年は、梅ジュースだけでなく、地域の梅干名人に作り方を教わりながら梅干を作り、学校の横にある老人ホームや学区のお年寄りの方に届けることもあります。
〈児童の感想〉
- 梅をとるのが楽しかったです。さいしょは下の方がたくさんとれたけど、上の方はぜんぜんとれませんでした。でも、こうむいんさんが、ぼうとはしごを持ってきてくれたので、上の梅もたくさんとれてうれしかったです。
- わたしががんばったことは、エキスが出た後の梅を取り出したことです。ビンの中の梅をはしで取って上に持っていく時、落としてしまうことがあったり、梅のエキスをとんとんと取るときに落としてしまったり、とても大変でした。でも、友達にアドバイスをもらったら、少し梅が落ちなくなって、うれしかったです。
- みんなで作ったら、梅ジュースが完成しました。今まで3年生が作ってくれた梅ジュースは少し苦手な味だったけど、みんなで作った梅ジュースをみんなで飲んだら甘酸っぱくておいしかったです。すごくいい思い出になりました。
- 梅ジュースを飲んだ校長先生に、「本当においしいのかい?おいしいじゃないか!蒸し暑い今日にとって、とてもありがたいです。」と言われて、とてもうれしかったです。
自然豊かな竜谷学区の良さ、友達と協力をする良さ、自然の恵みに気がつくことができました。
登録日: 2019年12月6日 /
更新日: 2019年12月11日