「あたたかいHeartを届けよう大作戦」

 6年生は6人の少人数クラスである。小規模校ゆえ6年間ずっとクラス替えも無く、新しい人との関わりを持つ機会が少なかった。子どもたちは、異学年の子や大人との関わることに不安はあるものの大きな期待を持っていた。そこで、今年度の総合では様々な人との交流活動を通して、思いやりの心を育み、社会の一員としての自覚を高めたいと考え次のような活動に取り組むことにした。

 常磐南の豊かな自然の中、学区の方に教えていただきながら田植え、稲刈り、わらび採り、じねんじょ栽培などの栽培収穫活動。学校行事の企画運営を中心となって行い行事の中に自分たちの思いや願いを実現させる全校交流活動。大規模校に訪問して大きな学校の生活を体験する他校交流活動。カンボジアの人とのボランティア交流活動。学区にある老人福祉施設に入居されている方との異年齢交流活動。

 これらの活動の中で、子どもたちは自分の思いを伝えるためにはどうしたらよいのか情報の発信の仕方に工夫をこらしたり、相手の立場に立って考えることの大切さに改めて気付いたりできるようになってきた。今後も様々な立場の人と一緒に楽しもうという共生の意識を持つことができるよう、活動に取り組んでいきたい。