友達ともっとなかよくなろう(三島小4年生の実践)
~盲学校の子との交流を通して~
三島小学校では、平成10年度から「総合的な学習(人権・環境・福祉)」の試行を始め、子供たちの問題解決能力や主体的・創造的態度の育成を目指して、研究を積み重ねてきました。なかでも福祉教育においては、「ともに生きる力」を育てることを目指して実践をしています。
学区にある県立盲学校との交流は20年以上の長きに渡って続いています。現在、4年生の児童が、「盲学校を訪問」したり、「盲学校の先生方から点字のはたらきや目の不自由な形での歩行体験」をさせていただいたり、「交流会を開催」したりしています。
このような交流活動を通して、盲学校の子たちのことを深く知り、相手の立場を考えながら行動したり、友達を思いやって交流計画を立てたりすることができるようになってほしいと考えています。ここでは、平成29年度の「盲学校・三島小学校とのふれあい交流会」の実践の一部をご紹介します。
【①盲学校へ見学に行こう】
少し敬語を使ってしまったので、次からは友達のように軽く声をかけたいと思いました。盲学校の子はとても元気で、明るく楽しそうにやってくれました。ゲームを楽しくやりたいから、だれにでも明るく話しかけていきたいと思いました。盲学校に月~木まで泊まる子がいるので、お風呂がありました。家族と離れて過ごすなんて勇気があるなと思いました。 (A子の感想より) |
【第1回交流会】
【②盲学校の友達となかよくなろう】
盲学校の子たちの立場に立って物事を考えたり、楽しく触れ合ったりすることができるようにするために、「福祉実践教室」を開催しました。盲学校の先生を御招きし、「点字の仕組み」を学んで本を読んでみたり、「アイマスクをつけて歩行体験」をしたり、「盲学校の子たちの生活」についてお話を伺ったりすることができました。実際に体験をさせていただきながら学ぶことができたので、盲学校の子たちの大変さに気づくことができました。
【福祉実践教室】
【③ありがとう交流会を開こう】
子供たちは、盲学校の子たちができることも多くあり、目が不自由なこと以外は、自分たちと同じであることに気付きました。また、交流会では、盲学校の子たちに気遣いながらも、普通の友達と接するように、一緒に楽しもうとする姿が見られました。