「通学路は安全? きけん?」

 1学期、社会科の学習で学区探検を行った。本校は、学区にJR岡崎駅や国道248号線があり、交通量がとても多い。探検中、「先生、ここの信号わかりにくくてあぶないんだよ」という声を何度か聞いた。通学路の安全性を調べることで、学区の様子を知ったり、地域の人とのつながりを感じたりすることができるのではないか、と考え本単元を行った。

 

 はじめに、毎朝登校後、どんなところが安全で、どんなところが危険であったか振り返りをした。次に、通学路ごとに小グループに分かれ、どのようなところが危険なのか考えた。そして、クラスみんなでどんなふうに危険なのか確かめに行った。地下道・点滅信号・歩者分離式信号が安全性と危険性をもっていることがわかり、クラスで話し合いを行った。 保護者への聞き取りや見守り隊の人へのインタビューを行うことで地域の人達の願いを知ることができた。特に、6年間ほとんど毎日何度も見守り隊として活動してくださる方に直接話を聞くことができ、「ぼくたちは、毎日守られていることがわかりました。交通安全に気をつけて登校したいです」という感想を持つ子もいた。

 今後は、単元のまとめとして、「3年生ばん・羽根学区きけんマップ」を作る予定である。下学年の子や学区の人に伝えることをねらいとし、どの場所がどんふうに危険なのかわかりやすく表現させ、毎日の生活に役立つものができること願っている。