ふるさと 再発見! 

 矢西学区とその周辺には,国道1号線と東海道,神社やお寺などの歴史と関わりの深い建造物,広大な田んぼや畑,ビニールハウスなどの農業に関連するものなど,愛着を深めるきっかけになるものが豊富にある。このような素晴らしい魅力のある自分たちの住むふるさとを見つめ直し,よさを実感し,愛着を深めてほしい。そして,自分たちのふるさとに誇りを持ってほしいと考えている。

 

 まず,わたしたちのふるさとの良いところってどんなものがあるかを考えるために白地図をもち,ふるさと全体を練り歩く「街角ウォッチング」を行った。実際に自分たちの足で歩くことで,今まで知らなかったものや知っているようで知らなかったものなどを実感することができた。

 

 ふるさとの良さを実感することができたところで,ふるさとのゆるキャラを考える活動を提案し,ふるさとの歴史や産業を生かしたゆるキャラを考え,一番ふさわしいものがどれかを決める「ゆるキャラ総選挙」を行った。この活動では,「なぜ,それがふさわしいのか」話し合いを行い,ふるさとの特徴についてを真剣に考える機会になった。また,子どもたちのふるさとへの興味や関心が高まるきっかけとなった。

 

 現在は,これまでの活動で深まった子どもたちの興味や関心を大まかに分け,グループごとに調査の仕方や内容を話し合う「ふるさと調査隊」を結成し,活動している。

 

 今後は,グループの中でも一人一人がテーマを持ち活動できるようにしていきたいと考えている。さらにこれまで調べた内容をまとめ,観光ガイド「ふるさと風土記」をつくっていきたいと考えている。また,みんなでつくった「ふるさと風土記」を使って自分たち自身がふるさとを観光する「ふるさとウォークラリー」を行うことで,子どもたちのふるさとに対する愛着を深めていきたいと考えている。そして,矢西っ子フェスティバルで,ふるさとの良さを伝える中でさらなる愛着が深まることを期待している。