学区の自然となかよし(岩津小3年生の実践)
「学区の自然ともっとなかよし大作戦」 ~「おかざき自然体験の森」の体験活動を通して~
3年生は、1学期に校内に生息する生き物を調べ、地図にまとめる活動を中心に行った。りぶらサポータークラブ・いきものみっけ隊の代表をしている杉浦さんから、生き物のつながりについての話を聞き、校庭で生き物の見つけるコツを教えていただいた。校庭でナガサキアゲハを見つけ、以前は岡崎市では見られなかったが、近年、地球温暖化の影響もあって見られるようになったことを知った。また、コシアカツバメが校舎に巣を作り、子育てする様子も観察できた。珍しい種類であり、年々ツバメの住む場所が減って、数も減っていることから、自分たちの生活が生き物に影響を与えていることも知った。
その後、もっと多くの人に自然体験の森の良さを知ってもらい、訪れてもらえる場所になるように、自分たちでアイデアを出し合い、ポスターや模造紙にまとめて、発表会「自然となかよしプロジェクト」を開いた。市役所の自然共生課の方2人にも来ていただき、聞いていただいた。子どもたちの意見からは、①イメージキャラクターの募集②自然の材料を使った工作イベント③遊具やツリーハウスの建設④生き物を触るイベント⑤冊子による施設紹介が出された。市役所の方から、「これからも自然体験の森を大切に思う気持ちを持ち続けてほしい」「意見を参考にして、多くの人に愛される施設になるようにしていきたい」と言葉をいただいた。自分たちの活動が広がりを見せていくことに期待が膨んだ。