ふるさと小豆坂 環境未来プロジェクト(小豆坂小4年生の実践)
ふるさと小豆坂 環境未来プロジェクト
小豆坂学区は、学区内に多くの池があることや、古戦場だったということもあり、自然と歴史がいっぱいの学区である。学区探検で、池の周りのごみ拾いボランティアをしている地域の方に出会い、昔、大池が競馬場だったことや戦時中は軍の飛行場であったことを聞き、子供たちは自分たちの住んでいる学区の変遷や様子の現在とのあまりの違いに驚きをもった。小豆坂のもっと知りたいが増えた子供たちは、「自然」「歴史(人)」「環境」の3つに主に着目し、それぞれの疑問を解決していくため、地域講師を招き全体で話を聞いた。
「自然グループ」は、小豆坂にある7つの池にごみがいっぱい落ちていても生き続けている生き物の生命力を称え、ごみの投げ捨てのない町作りを提案しようと考えた。また、学区探検で学区内にあるビオトープ(環境学習センター)での学びから、人間にとってきれいな水と生き物にとってのきれいな水は違うのだということも知った。「環境グループ(汚れたところ探検隊)」は、自分の家のまわりに煙草の吸殻やごみがたくさん落ちていて学区の中が汚いと嫌な気持ちになるからごみを拾って環境のよい小豆坂学区にしたい。そして笑顔を広げる町にしたい。という思いを掲げ、ごみマップ作りをし、ごみを捨てないように呼びかけたいと考えた。「歴史グループ」は、学区探検で知ったことや地域講師の方のお話から、学区の歴史に着目し、古戦場の名残や石碑を見つけ、それら小豆坂の歴史を絵本にしたり、歴史マップを作ったりして、下学年の子に知らせたいと考えた。
今後、思考ツールを用いて活動の見直しを図り、グループだけでは限界に近い活動を、学級へと広げ、「みんなのために、願いを込めて」という思いに戻って考えさせ、学級、学年全体の意見や地域の人たちの意見を聞きながら活動を進めていきたい。