お米作りを体験し、六ツ美南部学区の伝統に触れよう

 六ツ美南部小学校の5年生の総合的な学習の時間では、学区の方の協力を得ながら、米作りを行っています。また、品種については六ツ美南部学区の伝統行事「悠紀斎田お田植えまつり」で実際に植えられている「萬歳」という品種を、学区の米農家の方の計らいで植えさせていただいています。

 

 5月末に学校から歩いて10ほどにある学校田と校内にある学年田で田植えを行いました。はじめは手植え体験をさせていただき、昔の人の大変さを実感しました。その後、田植え機を使って植える様子を見せていただき、機械の速さと正確さに気づくことができました。

 

 そして、10月に入ると稲刈りを行いました。これも、昔ながらの手作業で行い、稲を収穫することができました。収穫し、菅で結び、はざかけにかけるまでの一連の作業を全員が体験することができました。また、その間に菅作りも体験させていただき、伝統の技に触れることができました。菅作りはなかなかこつがつかめずに苦戦している子どもが多かったです。その様子を見て、学区の農家の方が優しく作り方を教えてくださり、子どもたちは、だんだんとこつを覚えて作ることができていました。

 また、コンバインでの作業を見せていただいたり、代表の児童はコンバインに乗せていただいたりと、貴重な体験となりました。

 

 10月下旬には、収穫したお米を脱穀し、その後家庭科の調理実習で調理して食べる活動を行う予定です。「萬歳」は昔の米であるので、現在のお米と比べると味が違うであろう。しかし、伝統に触れるという大きな意味があり、食べる活動も楽しみです。