すきすき大すき、ぼく・わたしの六名の町

 3年生の児童にとって「総合的な学習の時間」は、初めての学習ということもあってとても楽しみにしていた。最初の授業では、テーマを決める話し合いを行った。その話し合いでは、「六名の町のよいところをみんなに紹介しよう。」という結論に至った。「六名の町のよいところってどこだろう。」という問いかけに、子供たちからは「六名には公園がたくさんある。」「六名公園や真宮公園みたいに大きな公園もあるから自慢できる。」という意見が出た。六名学区には、体育館を持つ六名公園や広いグラウンドを持つ明神橋公園、遺跡にもなっている真宮公園など、大小10余りの公園があり、子供たちにとっても、大すきな場所である。

 お気に入りの公園を5つ選び、その中から一つを「自分のおすすめの公園」ということで紹介する。1学期は、それぞれの公園のよさやこうするとよいという改善点などを調べた。現在は、発表会に向けて各自が調べたことを、模造紙や冊子、模型などにしてまとめている。また、その後は、「学区の昔」について調べていく計画を立てている。学区の歴史や移り変わりなどを、地域のお年寄りに聞いたり、風土記などで調べたりしていく予定である。3年生の児童が「総合的な学習の時間」の学習を通して、身近な地域のよさに目を向け、やがて岡崎市や愛知県、日本というように郷土や国を愛する心が育ってくれることを願っている。