身近に起きている温暖化を知り、自分たちにできることを考えよう

 昨年,11月30日から12月11日までスランスのパリにおいて,気候変動枠組条約第21回締約国会議いわゆるCOP21が開催され、世界的な温暖化対策についての話し合いがなされました。

 このような大きなニュースに対して,生徒たちの意識がどの程度のものかアンケートをとってみたところ,地球温暖化については全員(38人)の生徒が知っていましたが,COP21という言葉をしっている生徒はわずかに5人だけでした。また,普段生活していて,身近に温暖化を感じるかという問いに対して,感じるという生徒は9名,感じないという生徒は29名でした。つまり,生徒たちは、地球温暖化を身近に感じていないということが分かりました。

 そこで、自分たちの住んでいる岡崎市でも地球温暖化の影響が出ていることを知り、自分たちの問題であることに気付いて欲しいと考え、岡崎市環境総務課の方のお話を聞くことにしました。

 講師の方の話を聞く中で、岡崎市でも年々気温が上がってきていることやそれに対する岡崎市の取り組み、また、照明器具の選択など自分たちでできる温暖化対策が家計の節約につながることを学びました。そして、生徒たちは自分たちの身の回りでも温暖化の影響が確実に出ており、自分たちにも何かできることはないだろうかという意識が高まってきました。

【生徒の感想】

  • 地球温暖化に関する現象までは知っていたけど、その対策や取り組みは全然知りませんでした。照明の種類によって消費電力が違うと聞いたときはびっくりした。僕もこれから、使っていない照明を消したり、ごみの分別をしたりしようと思った。
  • 講師の方の話を聞くことによって、ネットで調べるより温暖化が分かりやすく理解できた。自分たちにできることがたくさんあることが分かった。
  • 南太平洋の島々が沈みつつあるということが分かった。二酸化炭素の排出量が少ない国々が被害を受けている。先進国に住む私たちがこういうとき何かしなければならないと思った。