キラリ!マイホタル~マイホタルの幼虫を育てよう~

 6月、今年も山綱川にホタルが飛び交い、幻想的な光で私たちを楽しませてくれた。ホタルの飼育保護活動を続けて30年。鳥川学区、河合学区と並ぶゲンジボタルの生息地である美合学区。本年度も9月27日(木)には、生田蛍保存会の皆さんと美合小学校4年生から6年生の児童全員でゲンジボタルの幼虫300匹とえさになるカワニナを放流した。今後も2000匹の放流を予定している。来年も美しい光を放ってくれることを期待している。

 4年生は総合的な学習の時間のテーマが「キラリ!マイホタル」ということで、10月から各学級でホタルの幼虫の世話を始めた。温度や水の管理、成長の記録など3月まで観察しながら幼虫の世話をしていく。子供たちは、来年3月に校内のビオトープに幼虫を放流し、6月の羽化を待つことになる。幼虫をじっと見つめる子供たちの目は、来年、美しい光を放つホタルを想像しているようであった。今後の活動へのさらなる意欲が感じられた。

 また、4年生は岡崎市の環境プログラムと、企業主催の環境講座を取り入れた環境学習を実践している。6月に岡崎市役所環境部の方の指導で山綱川の水質検査と指標生物の採集を行い、7月には「スナメリ君を救え」の出前講座、9月にホタル学校の見学と企業主催の「シンパシーワークショップ」を行った。今後、さらに「エコアクション」を行い、ホタル飼育活動と命の教育、1/2成人式へとつなげていく予定である。