Myタブレットを使って絶滅危惧種図鑑をつくろう(城北中1年生の実践)
~ Myタブレットを使って絶滅危惧種図鑑をつくろう ~
城北中学校からも近いところにある、岡崎城の池で以前行われた生物調査の映像の視聴を行った。小さな池の中でも様々な生物が共存しており、外来種もたくさんいることが紹介されていた。自分たちの知っている外来種を調べたり、発表したりする中で、外来種による影響で絶滅の危険がある生物がいることを知り、絶滅危惧種について調べていくことにした。岡崎市版のレッドリストを見て、想像していたよりかなり多くの動物が絶滅の危機に面していることを知り、驚いている生徒が多かった。
Myタブレットを使って、個人で絶滅危惧種図鑑をまとめていった。まとめるために、レッドリストに載っている分類種別や、生態、絶滅危惧になってしまった経緯などの項目を立て、スクールタクトというアプリを使って作成を進めた。完成した絶滅危惧種図鑑は、1人ずつ発表していると、かなりの時間を要するため、アプリ上で交流を行った。自分のMyタブレットの画面に、クラス全員の作成した図鑑を選択して閲覧することができるので、生徒は各自のペースで図鑑を見ることができた。さらに、図鑑に関するコメントもすることで、自分の作った図鑑の評価を得ることができ、感想交流の場にもなった。最終的には、その図鑑をもとに、クイズを作り、絶滅危惧種クイズ大会を行った。他の人の図鑑をしっかりと見ていないと答えられない問題なので、生徒たちは、意欲的に友達の作った図鑑を見ていた。コロナの影響で、今年度は話し合い活動や生徒同士の交流活動がなかなか思うようにもてなかったが、Myタブレットを活用することで、効率的かつ密に感想交流ができたことは有効な手段だったと感じた。
報告者:城北中学校 倉知 泰史先生
登録日: 2019年12月9日 /
更新日: 2019年12月9日