「宮崎をどげんかせんといかん」

 宮崎学区は、少子高齢化が進み、昨年、宮崎小・大雨河小・千万町小が統合した。3つの学校が統合したにもかかわらず、今年の6年生はたった3人しかいない。この現状を踏まえ、宮崎を元気にしようとして、学区の景勝地くらがり渓谷にて、「宮崎をどげんかせんといかん」イベントを開催した。

 

 11月のイベントでは、2008年の5,6年生が考案した、「もみじ形柚子味噌五平餅」を300本作り、販売した。くらがり渓谷名物の五平餅を、紅葉に合わせてもみじの形にした。さらに、地元の方が、離村によってできた耕作放棄地を柚子畑にして栽培している、完全無農薬・有機栽培の柚子を分けていただいた。お米は、千万町茅葺屋敷で6年生も田植えや稲刈りをして育てたミネアサヒを使用した。このこだわりの五平餅を観光客の方に販売した。子どもたちは、イベントの目的や五平餅の説明をしながら販売をして、「たった3人ですごいね」「これからもがんばってね」などと声を掛けられ、自分たちの活動に対して自信を深めた。「3人だけでやるのは不安だったけれど、多くの方に喜んで買ってもらえたので、少しは宮崎が元気になったかなと思います。」などの感想をもった。