「安全でおいしい米作り」

 下山小学校では毎年5年生が中心になって米作りを行っています。今年は子どもたちと話し合い、農薬を使わないで安全でおいしい米を作ろうということになりました。

 5月には名古屋の川中小学校の子たちといっしょに田植えをしました。ところが、9月になると穂の先に虫がついてしまいました。調べてみると「イネゾウムシ」でした。葉に穴があいて茶色っぽくなってきたので、子どもたちは心配になって手で取り始めました。すぐに稲刈り交流会の日がきました。5年生にとって稲刈りは5回目なので、初めての1年生や川中小の子たちにも教えながら刈り取る姿も見られ、継続していることのよさを感じました。

 収穫したもみは、学区の方がもみすりをしてくださり、玄米にすることができました。玄米は精米して、米作りでお世話になった学区の方々に配りました。「来年も手伝いに行くでね。」という温かい言葉に励まされた様子でした。

 3学期には、自分たちが体験した米作りをもとにして、『安全でおいしい米作り』について、学区の方々に取材をしながら、これからの農業について追究していきたいです。