~伊賀川プロジェクト~

 

 昨年度、愛宕小の4年生は、自然の大切さを学び、地域を愛する子供を育成することをねらいとし、身近な河川である伊賀川について学びました。

 伊賀川は、岡崎市の北東部から中心部を通り、市の中心部まで流れており、地域の人々に親しまれる川として、生活の一部となっていました。4年生の子供たちは、これまで伊賀川に対して、学区に流れる川というくらいにしか意識していませんでした。
そこで、「私たちの伊賀川を未来に活かそう」の実践に取り組むことで、一本の川が桜の名所として親しまれ、自分たちの生活に潤いをもたらしてきてくれたことを知り、自然を身近に感じることができる場所であると愛着をもつようになりました。特に、伊賀川に入って、水生生物を探したり、その生き物について調べたりすることを通して、生き物と共生することについて、実感をもって理解することができました。また、かつての豪雨災害により、堤防が決壊して大きな災害につながったことを知り、河川に対する正しい知識をもつ必要があることも学ぶことができました。
 現在は、災害後の復旧工事も終了しており、再び、地域の人々の憩いの場となってほしいという願いがあります。そのためには、豊かな自然を感じることができるきれいな川(周辺を含む)にしていかなければいけないという意識を高めることができました。

 

報告者:愛宕小 檀浦 克子先生