ごみ問題を考えよう ぼくらはエコキッズ

 社会科4年生の学習に「ごみの処理と利用」があります。4年生の総合学習は、この単元から発展させて行っています。

 まず社会科で、子供たちは、自分の家のごみ調べをしました。調べていくうちにごみの分別の種類の多さに驚く子供たちがたくさんいました。どうして、そんなに細かく分別をしなければいけないのか疑問を持つ子もいました。また、たくさん分別されたごみはどのように処理されていくのかといった意見も出ました。ごみステーションの見学では、パッカー車にどんどん積み込まれていくごみを見て、家庭から出されるごみの多さに気づくことができました。また、出されたごみを見る中で分別が不十分なものもあることにも気が付きました。

 そして中央クリーンセンターの見学では、最新のごみ処理の方法やリサイクルについて知り、「ごみを減らすにはどうしたらよいのか」といった思いを持つようになりました。

 

 それらの思いから総合学習のテーマを「ぼくらはエコキッズ・自分たちにできることを考えよう」とし、スタートしました。

 家庭で行っているごみ減量の工夫を調べる子や、古タイヤのリサイクルの方法、江戸時代のごみ処理の様子、海外でのごみ処理の仕方など、一人ひとり自分の興味関心に沿って課題を設定し、一人調べ・まとめを行っていきました。

 クラスでの発表は、友達の発表を聞き初めて知ることも多く、興味深く聞きあう姿がありました。発表をもとに、内容の似ているものでグループに分かれ、自分たちでできることについて計画を立てています。3年生の総合学習でも、福祉の学習から自分たちでできることを計画し、グループで実行した経験があり、それが生かされ、計画がスムーズに立てられるようになってきました。

 「低学年に分別について知らせたい。」「全校にリサイクルの協力をお願いしたらどうか」など周りに知らせたい、広げたいといた願いで活動し始めています。2学期、3学期を通して、活動の実践をしていきたいと思います。