ふるさとの歴史を見つめ直し、ふるさとの未来を考える

 今年度の豊富小学校の6年生の総合では、「ザ・ふるさと温故知新」というテーマで豊富学区の歴史、産業、文化などグループごとに分かれて追究活動を行っています。学区には、天恩寺、桜井寺など古くからこの土地にある寺院や、重要文化財に指定されている兎跋毘沙門天立像という仏像など歴史追究ポイントが数多く点在しています。

 

 4月、天恩寺の住職さんにお話を伺い、天恩寺についてや学区の産業、町の移り変わりについて知ることから1年間の学びをスタートさせました。まず、1学期は学校の図書資料やインターネットを用いての調べ学習を行いました。2学期は実際に追究したいお寺や神社などに見学に行き、追究活動を行っています。

 新東名高速道路建設に伴い発見された西牧野遺跡について、城北中学校の教頭先生をお招きして学年で学びました。2万年前の土器や石器が発掘されたことや、道路建設されたことによって遺跡が発見されたが、道路建設が優先され遺跡を残しておくことができなかったことなどをお伺いする中で、子ども達は、今の私たちの生活があるのは昔の人の苦労や大変さがあったらということを実感しました。

 

 今後は保護者や学区の人、下学年の子たちに1年間の学びを発信していきます。そしてふるさとの未来のために、自分ができることを考えていく機会をもちたいと思っています。