防災について考えよう(男川小4年生の実践)
~地震が起きたらどうするの?備えあれば患いなし~
近年,台風。大雨。地震。様々な災害が多発している。しかし,自分事としてとらえている児童は少ない。そこで,災害を自分事としてとらえ,命を守る方法を考えてほしいと思い本単元「防災について考えよう」を設定した。
4年生の児童は,今年初めて3階で生活することになり,避難訓練の際に救助袋体験を行った。救助袋体験の振り返りでは,「本当に地震が起こったら怖い」「救助袋を本当に行うときってどんなときなんだろう」と災害に対しての恐怖感や恐れがある児童が多かった。
まず,避難訓練後に救助袋体験を行ったあと,振り返りをした。そこから,「命を守るために訓練をしているんだ」という意見が出てきた。その意識を「防災」につなげていった。自分たちの知っていることを整理するために,「防災」から連想することをマインドマップに書き込むことから始めた。自分のマインドマップを作った後に,黒板に学級のマインドマップを作った。
その振り返りから,地震に関心があり,怖いと思っている児童が多くいた。そこで,地震が起こったとき,その後の身の守り方について話し合った。まだまだ知らないことが多いと気が付いた児童は,もっと調べたい知りたいという探求心が生まれた。
今後は,防災センターへ出かけたり,地震の備えについて考えたりする活動を予定している。
報告者:男川小学校 中根 千佳先生
登録日: 2019年12月6日 /
更新日: 2019年12月18日