「輝け!仲間とのきずな米!!」~初めての稲刈り~

 山中小学校では、総合的な学習の時間を『命かがやき学習』として、学区の豊かな自然や福祉施設などでの体験活動を通して、命の大切さや人としての生き方を考える学習活動を行っています。

 5年生では、命かがやき学習のテーマを「輝け!仲間とのきずな米!!」とし、学校田でお米作りに挑戦しました。「自分たちの作ったお米を山の学習で食べたい」という目標のもと、手作業による米作りに取り組みました。田起こし、代搔き、田植えとクラスみんなで協力し、学区の方にも助言をいただきながら作業を進めていきました。夏休みも終わり、2学期が始まった9月には黄金色の稲穂が立派に実りました。いよいよ稲刈り。子どもたちは、笑顔いっぱいで自分たちの育てた稲の刈り取り作業に取り組みました。刈り取った稲を大事そうに束ね、学校の遊具にはざかけをしました。子どもたちの感想には、「手作業でやるのは大変。昔の人は、自分たちの田んぼよりもずっと広い田んぼを、もっと少ない人数で手作業でやっていたのだから本当にすごいと思いました。」「これからまだ脱穀やもみすり、精米があるけど、山の学習で自分たちのお米を食べるためにがんばっていきたい。」という思いが書かれていました。収穫できた喜びと、これから先まだまだ頑張らなければいけないという思いを持ちながら子どもたちは充実した時間を過ごすことができました。