いのちプロジェクト2008

 本年度の第3学年はいのちプロジェクトを発展させ、自らの希望によってカテゴリーを選択し、追究活動を進めるという形をとった。

 「臓器移植」カテゴリーの生徒は、「家族が臓器提供をすることに賛成か反対か」に追究課題を定め、追究活動を行った。はじめはインターネットや書籍資料に頼っていたのだが、どうしても調べたりずに、名古屋市にある臓器移植ネットワーク中日本支部まで出掛け、臓器提供を受けた方、臓器提供をした遺族の方(ドナーファミリー)、二者を結ぶ役割をするコーディネーターの方にお会いした。それぞれの立場からのお話を聞き取り、初めの自分の考えからさらに深めることができた。

 その後、追究活動を足場にした話し合い活動では、「ドナーファミリーの方からのお話しで・・・」「心臓移植を受けた方は5年間も病室から出られず・・・」というように、自信をもって発言をする姿があった。

 これからも、確かな調べを行う時間を保障していきたい。