わたしたちの町の伝統野菜「法性寺ねぎ」(六西小3年生の実践)
~ 地域の名人に学ぶ 地域のよさ ~
1学期、社会科「学校のまわり」の学習で、学区の様子をグーグルマップやグーグルアースを活用して調べた。2年生の生活科の学習で行った「学区探検」の経験を振り返りながら、学区にどんなお店や建物があるのかを調査した。すると、建物だけではなく、田や畑の多さにも気付く子供が現れた。そこで、「実はここの畑では、ここでしか育てていない野菜があるんだよ。」と話をし、どんな野菜なのかクイズを出した。「ねぎ」だと分かると、好きだということ嫌いだという子とに分かれたが、「なんでも、話を聞くとこのねぎは甘いらしい。」と紹介すると、子供たちは興味を持った。学区の地名「法性寺」の名が付いたねぎであることを教えると、特に法性寺町に住んでいる子供たちはうれしくなったようだ。
「畑を見に行ってみたい。」という声が上がったので、法性寺ねぎ研究会会長の八田政弘さんに許可をいただいて、畑の見学に行った。現地で八田さんから法性寺ねぎの話を聞き、子供たちにはさらに質問してみたいことが出てきた。
後日、八田さんを学校に招き、法性寺ねぎについての講演をしていただいた。「法性寺ねぎはどんなねぎか」「どうして法性寺で作っているのか」「どうやって育てるのか」などの話を聞き、子供たちの質問にも答えていただいた。
「自分たちでも育ててみたい。」「法性寺ねぎを食べてみたい。」という声が上がってきたので、9月に株分けをして学校に植え、冬には自分たちで育てたねぎを調理して食べる活動を計画している。また、法性寺ねぎのことをより多くの人たちに知ってもらうためにできることはないか考えていきたい。
報告者:六ツ美西部小 中野 良彦先生
登録日: 2019年12月9日 /
更新日: 2019年12月9日