0131「自」:自ら考え、動くことの価値~総合的な学習の時間を通して~
5年生の掲示板には、総合的な学習で学んだことの1つでしょうか、自分が選んだ職業についてまとめた「○○新聞」があります。なぜぼくらは働くのか新聞、プロ野球新聞、花火師新聞、医薬研究員について、心臓血管外科医の仕事・・・。そのまとめの中に、「その仕事につくために自分がするべきこと」という部分がありました。学んだことや調べたことを表現するだけでなく、『自分にとって』という視点で『考える』ことをしているのが、すてきだなと思いました。
6年生の総合的な学習のテーマ「光る矢南へ」。私たちが暮らす矢南学区のこれからを考えています。矢南学区の魅力と課題を考えました。その中の防災について調べたり、そのことをまとめたり、そして伝える・・・。
自分の(自分たちの)これからをイメージすることで、今、いろいろな授業で学んでいることも、『自分にとって』の意味や価値をつかむことができるのではないでしょうか。学ぶことは、勉強することはけっして楽ではないです。でも、楽じゃないからきらい!にはならないでほしいなと思っています。『自分にとって』の勉強の意味や価値が、いつかどこかで見つかると思うから。
「勉強ぎらいは、人との比較から生まれる」という言葉を、最近わたしは知りました。周りの人と切磋琢磨していくことは大事だと思います。でも、その前に自分の軸をしっかりともつことができたら、勉強にもっと前向きになれるのかなと思っています。総合的な学習での学びは、矢南っ子に大事な力をつけてくれていると思います。
◆毎週金曜日の長放課、お話ルンルンさんの読み聞かせが図書室でおこなわれています。絵に引き込まれる子もいれば、お話の世界にどっぷりとつかる子、ルンルンさんの声に反応し笑ったり真剣な顔になったりする子・・・いろいろな子を見ることができます。こうしたルンルンさんの活動は、学校生活や子どもたちに刺激と潤いを与えてくださっています。ありがとうございます。
寒い冬、体をきたえると同時に、心を豊かにする読み聞かせで、矢南っ子の心身が強く、たくましくなることを願っています。