しとしとと降る雨は、天が矢南小を引っ張ってきた6年生の卒業をさみしく思う涙でしょうか。6年生の卒業を祝福する拍手の音にも聞こえてきます。

　今日は一年のさまざまな行事の中でも、学校全体で１つになる大きな行事「卒業を祝う会」でした。5年生が先頭に立って、そして各学年が準備、練習を重ねてきました。

まず、今日に至るまでの過程がすばらしいですね。「6年生と遊ぼうweeK」で、個々にふれあう時間をつくりました。この時間で、6年生にどんなことをしてもらっていたか思い出し、感謝の気持ちがよみがえってきたのではないかな。通学班でお世話になったこと、部活動で教えてもらったこと、休み時間にいっしょに鬼ごっこをしたりドッジをしたりしたこと、けがをして保健室に連れて行ってもらったこと・・・一人一人の6年生への思い出を掘り起こしてくれました。

　　　　　　　

 　会の進行や会場の雰囲気、5年生の力を結集したことがよくわかる祝う会のスタート。

　1年生が作成した手作りメダルをかけた6年生の顔は、どこか穏やかで優しくすてきな表情でした。運動会で踊ったダンスを1年生が再現！思わず体が動いていた6年生がいました。2年生も6年生が2年のときに踊ったダンス、そして歌は、何度も練習をしたことが伝わってきて、6年生の心を躍らせました。3年生は、思い出の一コマを♪思い出のアルバム♪のメロディーにのせて替え歌で「ありがとう」を伝えました。4年生は「部活動メッセージ」。部活動やクラブ活動でいっしょに活動しただけあって、6年生の心に響く言葉でした。1～5年生みんなで「グッデイグッバイ」の心のこもった大合唱！6年生の先生方のサプライズ！感動の嵐でした。

　そして最後に6年生から在校生に歌のプレゼント。思いが歌声に込められ、在校生の祝う会の準備に「ありがとう」と、「これからの矢南小をよろしく！」の気持ちを伝えてくれました。

◆5年生の企画力には脱帽です。スライドやお世話になった先生方のビデオ、会が終わったあとに、6年生が教室に戻ってからも「感動」「ありがとう」を伝えようと黒板メッセージや階段アート。5年生のパワーは、矢南小の未来を明るくすること間違いなし！を感じさせました。

◆縁あって矢作南小で共に生活してきた6年生とのお別れの日が、近づいてきました。今日の祝う会を通して、中学校という新たな場所で、再スタートをさせる6年生に「大きな力（支え）」というプレゼントを、1～5年生のがんばりで贈ることができました。