20年くらい前(2005年ごろ)の新聞記事のイチローさんの言葉。「イチロー選手にとっての1月17日とは?」そして、「前に進むために」 というインタビューにこたえた記事を以下に紹介します。

◆「あの日のことを、ぼくらは、被災した人たちは、いつだってわすれることはないんですが、もう一度、しっかり自分の記憶、気持ちの中にとどめる日ですよね。それと、前に進んでもらいたい。後ろ向きにならずに。10年たったわけですし、わすれるという意味ではなく、気持ちを切りかえられる区切りになると思うんですよね。ぼくは、次に起こることは何か、いま何をすればいいのか、いつも考えます。無駄というか、生かされないことの方が多いんですが、考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになる。それぞれの生活の場で、考える内容や質は変わるでしょうけれど、考えてみてほしい。ぼくも新しい年、無駄なことをたくさん考え、そこから新しい何かが見えてきたらうれしいですね。」

 

 明日は、いろいろなことを「考える」、いろいろなことに「思いをはせる」日にしたいです。1月1日の能登の大地震、世界に目を向けてみても、アメリカ・ロサンゼルスの山火事・・・。

 今の自分やこれからの自分、今の世の中やこれからの世の中、今できることやこらからやっていくこと・・・。矢南っ子のみなさんは、どんなことが頭や心に浮かんできますか。