0311「前」:東日本大震災から感じること~2011年3月11日 14時46分18秒~
東日本大震災と聞いて、思い出すエピソードがあります。現在はプロフィギュアスケーターとして活躍している羽生結弦さんについての話です。
◆仙台出身の羽生さんは、東日本大震災がおこったとき、練習中でした。スケートぐつをはいたまま避難したそうです。そんな羽生さんは、大好きなスケートだけれども、自分だけ続けていていいのかを自分の心に問いかけました。そして悩んだそうです。
しかし、応援してくれる家族や、東北高校野球部が、ひなん所でボランティアをしながらも、春の選ばつ高校野球で甲子園出場をはたし、全力で戦っているすがたをテレビでみて、スケートを続ける気持ちを取りもどしたのでした。
このことを通して「自分はひとりじゃない」ことを実感します。そして、そのひとりにできることは何かをといかけたら、今まで以上にスケートに打ちこめるようになったそうです。 (羽生さんは東北高校出身です)
◆2011年は、矢南っ子はまだ生まれていない年ですね。体験していないこと、実際に見聞きしていないことに対しても、想像し、今やこれからを考える、被災された方に思いを寄せる・・・人間はそういう『想像力』があります。学校生活でも、いっしょに生活する仲間の気持ちを想像する、仲間の感じ方に思いを寄せる、そんな思いやりが必要だと思います。
先日の車いす贈呈式につながったJRC委員会の「プルタブ回収活動」は、矢南っ子の想像力が大きな形になった『思いやり』ですね。卒業を祝う会に向けての矢南っ子のがんばりも、『思いやり』があったからこそ、大成功につながりました。
6年生はあと6日、1から5年生はあと8日の登校日数です。残りの日々の中に、矢南っ子の『思いやり』を感じながら、みんなで過ごしていきたいと思います。
5年生のプロジェクト。「科学あそび」を1~3年生に準備。ある子がポスターを見て、「今日の長放課、楽しみ。だって理科室で実験があるから。絶対行く!」と。そして長放課、理科室にはたくさんの子が楽しそうに、膨らむ様子を観察!企画をした子の顔もすてきな顔でした。
今週は雨模様で、校舎内で過ごすことが多くなりそうです。自分たちで楽しさを作り出すことができる矢南っ子はすごいなと思います。