朝、「今日の弁当だれが作ったと思う?」「ぼくがたまごやきやいたんだよ」と、声をかけてくれた子がいます。「家で育てているやさいで料理してくれたんだ」とうれしそうに話してくれた子。「お父さんが今日は作ってくれたんだよ。料理が得意なんだ」とにこにこ笑顔で伝えてくれた子。今日はいつもとは少し違う特別の日のようでした。

 

◆日本が世界に誇る食文化のひとつ、お弁当。今 や、そのまま「BENTO」として世界で通じる言葉にもなっているとか。

「弁当」という言葉自体は、12世紀ごろに中国で生まれ、後に日本に伝わったとされています。しかも、最初の表記は「便当」。現在の〝お弁当〟の意味はなく、いわゆる〝便利〟という意味の言葉でした。日本で、「便当」が〝外出先に持っていく食事やその器〟の意味をもつようになったのは、おそらく安土桃山時代。身分の高い人たちは行楽に出かける際、食事を「食籠(じきろう)」と呼ばれる器や重箱に詰めて用意していたそうです。

 

◆クラスで「やっぱりお弁当が好き?」と尋ねてみました。90%の子が「毎日、お弁当がいい!」と。その中で「毎日だとお母さん、大変だから、半分くらいがいいかも」という子もいました。

 保護者の方、お弁当の準備、子供たちのすてきな笑顔をありがとうございました。