070616「わー、実ができてる!」:育てる喜びが学ぶ意欲に
先日のことです。2年生の男の子がにこにこしながら「先生、ぼくは何をもっているでしょう?」と、声をかけてくれました。「何だろう。分らんなあ。」とこたえると、「ほら~」と、手のひらには小さな青いトマトの実。水やりをしようとしたときに、ぽろっと落ちていることに気づいたようです。「先生、知ってる?青いトマトはれいぞうこに入れないで外に出しておくと、少しずつ赤くなるんだよ」と、得意げな表情。朝のちょっとした会話に心がほっこりました。
あとで、私も調べてみて分かったことがあります。
・ミニトマトの赤い色は「リコピン」という成分によるものなんだけど、実は抗酸化作用を持っていて、肌の美白効果や老化防止にも役立つと言われていること。それから、黄色いミニトマトは「カロテン」が豊富で、視力や皮膚の健康維持にいいこと。色によって栄養素が違うこと。 など
男の子の言葉に、心癒され、ちょっと調べてみようと意欲をもらいました。私も、矢南っ子に生活や授業などいろいろな場面で、心がほっこりする、元気になれる、ちょっとやってみようかな・・・そんな気持ちになれるように、ちょっとした話題を伝えられたらなと思いました。
今朝はテレビ放送による月曜朝会をおこないました。校長先生のお話では、まずいろいろな国旗の写真が紹介されました。一つ一つの国で、言葉、食べ物、服…さまざまなちがいがあるということ。これは大切にしている文化、考え方がちがうということ。お互いの違いを尊重し合って、一人の人間としてお互いに大切にしていきたいですね。
先週の木曜日は、たくさんの人が矢作南小学校に来て、授業の様子を参観していきました。
矢作南小のみんなが一生懸命学習している様子をたくさん褒めてくれました。進んで手を挙げたり、発言しているところは、すごく褒められたところです。矢南っ子の良いところが伝わって、先生もすごくうれしかったです。
参観された先生から、人の話を「上手に聞く」コツを教えていただきました。誰かの話を「上手に聞く」って、どういうことだと思いますか?
それは、ただ「しずかにしている」というだけではありません。本当に大事なのは、「その人の話を大事に思って聞く」ということです。
例えばこんなことです。
① 姿勢をよくする
体がぐにゃっとしていたり、机にうつぶせになっていたりすると、耳だけで聞いても心には入ってきません。でも、背すじを「ピン!」とするだけで、「聞くぞ」という気持ちがつくれます。
② うなずいたり、相手の目を見たりする
「うんうん」とうなずいたり、話している人の目を見たりすると「あなたの話、大切に聞いてるよ」という気持ちが伝わります。
③ あいづちをうつ
「へぇー!」「すごいね」「それでどうなったの?」と、ちょっとしたひとことがあると、話している人もすごく嬉しくなります。
先生も、みんながそんなふうに話を聞いてくれると、「聞いてくれてうれしいな」「もっと話したいな」と思えます。それは、友だち同士でも同じですね。
これからの授業やお話の時間には、「心をこめて聞く」ということを、いっしょにがんばってみましょう。
昨年度、パリオリンピックで活躍した、本校卒業生の石川祐希選手と石川真佑選手。矢南っ子がお二人へ応援メッセージを送ったことは記憶に新しい出来事です。
月曜朝会でも紹介がありましたが、オリンピック出場記念の皿を昇降口に展示しました。両選手にゆかりのある学区の方から、いただいたりお借りしたりしたものです。競技の感動や興奮を、日々の生活の中で思い起こさせてくれますね。