1学期の田植え体験から4か月。いよいよ収穫の時期となりました。今日は、5年生が学区の三井さんのご協力のもと、稲刈り体験をおこないました。

 さわやかな秋風に吹かれながら、子どもたちは黄金色に輝く田んぼの中へと分け入っていきます。手に握った鎌で、少しどきどきしながら…。たくさんの収穫に、子どもたちの笑顔も輝いていました。

 稲刈りの後は、コンバインによる収穫の様子を見学しました。巨大な機械が稲を一気に刈り取っていく様子は、手作業とはまるで別世界。

 毎年、三井さんのご指導のもと、本校の5年生が田植えと稲刈りを体験させていただいています。今日までの間、風雨や暑さといった自然の厳しさに耐えた稲。それを支えてくださった三井さんをはじめ、多くの方々の手間と心が、この実りにつながっているのだと思います。

 5年生のみなさん、今日の稲刈りはどうでしたか?今夜のごはんを、いつもよりじっくり味わって食べたのではないでしょうか。

◆ところで、「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな」という言葉を知っていますか?五・七・五の形式ですが、これは俳句ではなく、故事成語・ことわざのひとつとされています。四年生で学習する内容ですね。

 故事成語とは、昔の出来事をもとに生まれた言葉で、中国の古い話から生まれたものが多く、代々言い伝えられ、簡潔なことわざとなっています。

 ただ、もしこの言葉を俳句として捉えるなら、季語は「稲穂」、季節は「秋」です。稲や米は、日本人にとって欠かせない植物・食物。秋に収穫を迎える稲は、秋を代表する季語です。米作りに関する言葉には、田植え(夏の季語)、餅(冬の季語)など、季節を感じさせるものがたくさんあります。

 

◆陰で支えてくれる人。0の日は、交通当番で矢南っ子の安全な登校を見守ってくれたおうちの方がいます。また、学校では生活しやすいように、いろいろな道具の修理や、木の剪定などを知らないうちにやってくれている校務員さん。

 先日の学校では、安全に遊べるように遊具の点検をしてくれた業者の方がいます。ふだん、6年生を中心に班長さんが通学団の安全を守ってくれています。改めて、いつも6年生が登校の安全を支えてくれていることに気づかされます。私たちの周りには、もっともっと支えてくれている人がいるんだと思います。「〇〇さん、ありがとう」そんな気持ちをいつも忘れず生活していきたいですね。

◆明日は中総にて「理科作品展」「技術家庭科作品展」「造形おかざきっ子展」、市民会館にて「岡崎のハーモニー」がおこなわれます。どの作品も、そして歌声も、「さっと」「すぐに」できるものではありません。時間がかかっています。取り組んできた人は、苦労や困難なことにもぶつかったことでしょう。だからこそ、見る人や聴く人の心に響くのだと思います。

 矢南っ子の作品、歌声だけでなく、同じ時代(とき)に生きるものとして、ぜひ中総、市民会館でおかざきっ子の作品や歌声にふれてみてはどうでしょうか。