070925「願」:より良いものにしていくために~掲示物に込められた思い~
教室に入って黒板を見た5年生が、「わー、すごい!」「誰がかいてくれたの?」と声を上げていました。6年生のみなさんからのメッセージ、5年生の子が喜んで読んでいましたよ。5年生の先生が作成してくれた掲示物を見ながら、「そうそう、このときみんなで笑ったね」「スタンツ、本番がいちばんうまくいったと思う」と、思い出話に花が咲いていました。これは、昨日の朝、5年生のフロアから聞こえてきた声です。
5年生みんなで創り上げてきたからこそ、たくさんの思い出が生まれたのだと思います。楽しい思い出に浸りながら、今日も楽しく過ごしてくださいね。
◆山の学習での学びを一瞬だけに終わらせず、次につなげるために、昨日の休み時間に山学を引っ張ってきてくれた各種リーダーが集まって、5年生の先生から話をしてもらっていました。
リーダーとして活動してきたことの価値、5年生全員の思い出をみんなが支えてくれたことへの感謝、5年生を引っ張るリーダーから矢南小を引っ張るリーダーへとつながってほしいという願い…たくさん言葉をかけてもらいました。
リーダーとその人を支える人、みんなで創りあげていこうと協力する人…5年生にはそういう人たちばかりです。自信をもって次のステージへ進んでいってくださいね。
◆掲示物を見ているときの矢南っ子の顔は、とてもすてきです。掲示物に込められた思いが、しっかり伝わっているからでしょうか。校内を見渡してみると、正門前の掲示や下駄箱に貼られた掲示物、保健室の掲示など、絵や言葉を通して「みんなの学校生活をよくしたい」という願いが込められています。
また、6年生の図工の時間「読書感想画」では、前面に貼られた「絵の具豆知識・着彩のコツ」は、色塗りを進めていく際に参考になる情報が盛りだくさんです。こうしたところにも授業をよりよいものにしていこうという気持ちを感じずにはいられません。
教室の中にも、たくさんの思いや願いがあふれています。学習の足跡として残されたもの、係活動の一環として作られた学級新聞、毎日丁寧に書かれた「今日の予定」など…。何気なく存在しているものに、誰かの思いが込められていることに気づいたとき、人はやさしい顔になれるのかもしれません。
私たちの生活は、さまざまな人の、さまざまな願いによって支えられているのだと思います。きっと家でも、おうちの方の願いが、みんなをそっと支えてくれているのでしょうね。