070902「未」:矢南っ子の 夏のがんばり 今ここに~夏休みの努力が伝わってきます~
夏休みに矢南っ子が取り組んだ作文、自由研究、習字、ポスターなどが、さまざまな場所に応募されたり、ろうかに掲示されたりしています。ついつい時間を忘れて見入ってしまうほど、どの作品にもみんなの「らしさ」があふれていて、とても楽しい気持ちになります。矢南っ子のがんばりに囲まれて過ごす毎日は、なんだか心が豊かになりますね。
みんなの作品からは、「可能性」や「希望」といった前向きな力を感じずにはいられません。そんなみんなに、1篇の詩を紹介します。
◆みなさんは、詩人の秋葉てる代さんを知っていますか? 秋葉てる代さんは、詩人としてだけでなく作詞家としても知られていて、「おかしのすきな魔法使い」という歌の作詞者として有名です。 (♪おかしのすきな魔法使い パンプキン パイが食べたくて…という歌です。おととしまでの3年生の音楽の教科書にも載っていました。)
『未という字』秋葉てる代
「否定の意味をもつ字は四つあります。
非・不・無、そして未。」
国語の時間にならったこと
非常識、不可能、無意味
否定されるのは かなしい言葉が多い
でも 四つの中で「未」だけは
どこかちがっている
未来―まだ来ない。でも、いつかきっと
来るかもしれない。(来るだろう。)
未知―まだ知らない。でも、いつかきっと
知るかもしれない。(知るだろう。)
今はないけど でもいつか
否定しながら どこかに希望を残している
パンドラの箱のような「未」という字
私は今 何ももたないけれど
「未」という字にかけてみよう
未完成な 私の未来に
私は非でも不でも無でもなく
まだ「未」なのだと
◆この詩は、「完璧でなくてもいいんだよ」「今の自分を肯定していいんだよ」と、優しく背中を押してくれるような励ましも届けてくれています。
4年生の学年掲示板「都道府県マスター」。4年生のみんなはしっかり見たかな?各都道府県の特産物や文化、有名なものなどが、写真付きで分かりやすくまとめられています。掲示を見ながら「漢字で書けるようにがんばります」「場所もおぼえるよ」「すべての都道府県に行ってみたい」など、いろんなことを話してくれました。よし!とやる気がわいてくる掲示は、4年生の学びをしっかり支えています。