今日、新聞を見ていて、ふと目にとまった言葉があります。

『言語化すると、人生は一気に動き出す』(福沢諭吉)

◆先週の一週間、6年生のあるクラスで「朝の会」「帰りの会」を見ました。自分たちの生活を振り返る時間、事前の準備をして話をする時間、クラスの友達の良さを言葉にする時間、今日一日の自分が感じたことを伝える時間が設定されています。ネーミングもなかなかすてきです。先ほどの言葉で言うなら、『言語化』を日々の生活の中にしっかり位置付けているクラスで、私はすてきなクラスだなと思いました。担任の先生の思いや願いでしょうか。それとも級訓に向かって進んでいく中で、クラスみんなで具体的な活動を考えておこなっているのでしょうか。

 ただ、『言語化』は位置付けるだけでは停滞する時期がきます。どのクラスでも、そのクラス独自のすてきな活動が日々の生活(授業)の中にあると思います。6月も半ばとなり、学習面でも生活面でも、これまで活動してきたことの価値をもう一度、矢南っ子に伝えたいな、いっしょに考えたいなと思います。

 先日6/12の授業研究会での授業で、どのクラスも授業の終わりの「ふりかえり」を大事にして授業を組み立て、多くの先生に見てもらいました。『言語化』することは自分自身との対話です。そこで目標ややるべきことがはっきりし、次に行動しやすくなり、成果につながり、「わたしはできるんだ」「次は○○してみよう」「友達の考えも聞いてみたいな」「いっしょにやったらどうだろう」…。矢南っ子は、『言語化』の素地がしっかりとあると感じています。

 6年生の掲示板には「あったかい言葉に言いかえてみよう」がかかげられています。多くの矢南っ子がここを通り、目にしています。言葉そのものを見つめ、その言葉をどう使って授業や友達との生活の中でいかすのか、来週も言葉を大事に進んでいきましょう!

◆福沢諭吉の言葉『言語化すると、人生は一気に動き出す』。この言葉に目がとまったのは、6年生のあるクラスのおかげです。月曜日の「朝の会・帰りの会」が楽しみです。