070602「支えられて成り立つ『体験』」:5年生「田植え」体験
初夏の青空もと、5年生の子どもたちが、地元米農家の三井さんの協力を得て、田植え体験をおこないました。
田んぼに素足を入れたその瞬間、「きゃー!」と歓声が上がりました。ひんやりとした水が足元からじわりとしみこみ、ぬるぬるとした泥が足の指の間から通り抜けます。最初は戸惑いながらも、すぐに子どもたちはその感触を面白がり、笑顔が田んぼいっぱいに広がりました。
手に小さな苗を持ち、農家さんたちのアドバイスを聞きながら、まっすぐに苗を植えようとする子どもたちの目は真剣です。
子どもたちにとって、お米は毎日の食事の中心であり、とても身近な存在です。米を育てるには、たくさんの手間と時間がかかります。また、天候に左右される農家の大変さや、自然とともに生きる姿勢を知ることは、感謝の心を育てることにつながるでしょう。
帰ってきた後、感想を聞いてみました。今ならではの感想では「お米が高くなっているから、お米を食べるとき感謝したい」「米が高いこと、食べる私たちはいやだけど、作る人にとってはどうなんだろう・」・・・いろいろ感じたようです。この体験(実際に見たり聞いたりして行うこと)を通して感じたことを、経験(体験から得られた知識や技能)につなげてほしいなと思います。
三井さん、矢南っ子の貴重な体験を支えていただき、本当にありがとうございます
◆今日の月曜朝会では、ルンルンさんの活動が平成18年度以降続けられ、約20年ものあいだ、矢南っ子の心を豊かにしてくださってきたことを紹介してもらいました。そして、校長先生のお話の中で「読み聞かせ」をしてもらいました。『おじさんのかさ』(作・絵:佐野洋子)
大事な傘を大切にしすぎて、いくら雨がふっても決して開こうとしないおじさんの姿は、滑稽であり、愛らしくもあり。けれど、子どもたちが歌っていた歌を口ずさむうちに、大事なことに気がつくのです。
本との出会いは、いろいろな考え方、新しい見方にふれるチャンスです。梅雨を迎えるこの時期、読んでみようと思っている本、誰かに紹介してもらった本を机の中にしまっておくと良いかもしれません。ちなみに明日は、雨の予報です。休み時間に図書館に足を運んだり、教室でじっくりと本と向き合ったりしてみるのもよいかもしれませんね。
◆あれ!?植木鉢の配置が今までとちがうぞ。すのこの周りに植木鉢が配置されていました。これで、上靴のまま水やりや観察ができそうです。すてきな工夫だなと感じました。アサガオへの道ができていました。
◆みんなが下校したあと、先生たちで明日から実施する「体力テスト」(体育館種目)の準備をしました。先週、体育の授業で各種目に取り組んでいる姿を見ました。コツを教えてもらって、実際にやってみて、どうしたら記録がよくなるか考えて…。明日、ちょっと天気が心配ですが、体育館の種目は実施すると思います。昨年の自分を超えられるといいですね。