明日の運動会予行演習に向けて、午後に6年生が準備をおこないました。「行事を支えるのは私たち」そんな思いが伝わってくる6年生の動きで、とてもうれしく思いました。

 明日の天気は大丈夫!みんなのこれまでのがんばりが、晴れへと導いてくれたのかもしれません。みんなの笑顔と真剣な姿が、たくさん見られると思います。矢南っ子みんなで楽しみましょう!

 

「世界は一冊の本」  長田弘

本を読もう。/もっと本を読もう。/もっともっと本を読もう。

書かれた文字だけが本ではない。/日の光り、星の瞬き、鳥の声、/川の音だって、本なのだ。

ブナの林の静けさも、/ハナミズキの白い花々も、/おおきな孤独なケヤキの木も、本だ。(以下略)

◆本好きのAくん。休み時間には、本を読みに、本を探しに図書室にやってきます。話をすることはないのですが、まるで本と会話をしているかのような表情です。子どもたちにとって、日々の生活の中でかかわる相手は、「人」だけではありません。長田さんの詩にあるように、鳥の声だって、川の音だって、かかわる相手なのかもしれません。

  子どもの世界でも大人の世界でも「本離れ、活字離れ」を危惧する声をよく見聞きします。そのことは心配なことではあるけれど、本をかかわる相手と考えたら、私たちには「本」「人」以外にもたくさんのかかわる相手がいることを忘れないでいたいと思います。植物が大好きな子、生き物のことなら博士の子、周りを楽しませる才能をもった子・・・どの子にも、かかわる相手がいます。いろいろな「かかわる相手」を見つけることも、学校でできる大きな勉強なのかもしれません。

 運動会練習もあとわずか。矢南っ子は、運動会という行事とどんな会話をしてきたのでしょうか。運動会に向かって友達とかかわる中で、どんな会話が生まれてきたのでしょうか。明日の予行演習、矢南っ子同士で見合うことで、認め合う会話が生まれたらすてきだなと思っています。明日は暑そうです。水分、タオルなどの準備を忘れないようにね。