070606「幸福をみんなでつくっていきたいな」:相手の心に思いを寄せて
運動会から2週間が経ちました。矢南っ子のパワー、矢南っ子の協力し合う気持ちのすごさを感じた運動会の余韻が残る中、少しずつ通常の日々が戻ってきました。
先日、実家庭で配付いたしました「学校要覧」にあるように、矢南小では「すべての子供が安心して過ごせる学級・学校づくり」「子供たちが健やかに成長できる環境の整備」を重点の努力目標に位置付けています。
安心して過ごせるとは?健やかに成長するために何が大切か?こうしたことについて、日々の授業や生活の中で、どんなことをすればよいか考えています。
今日の6時間目、6年生が集まって、学年全体で「自分が大切にしている人・こと・もの」について考えました。かかわって学校生活を送っていると、友達との間に?と感じること、えっ?同じものを見ていてもそんな見方をするんだ、そうなんだ?自分の思いをそんなふうにとらえるんだ…。いろいろなことを考えます。そのとき、イライラしたり、その気持ちをマイナスな言動で解消しようとしたりして、周りを心配させることにつながることがあります。そんなとき、立ち止まってふり返って、自分の言葉や態度、行動を見直してみると、よりよい関係づくりのヒントが見つかると思います。だから、今日の1時間はとても意味のあるものになったと思います。
「けんかするほど仲がいい」なんてことを言いますが、けんか(もめごと)を通して、自分にや自分の心に矢印を向けることができたとき、仲がよくなるんだと思います。相手にだけ矢印を向けていると、わだかまりだけ残って、次の一歩が見つけられないのではないでしょうか。
◆5年生の国語で「注文の多い料理店」を学習しています。その作者の宮沢賢治の言葉で、
『世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』があります。
自分が幸福(しあわせ)の瞬間、家族がいたり友達がいたり、そばにだれかがいることで、幸福だと強く感じることができると思います。あるいは、その幸福は自分の周りに、見えない支えてくれている人がいるから感じられるのかもしれません。
矢南っ子の学校生活が、「幸福」でいっぱい満たされるように、みんなでがんばっていきましょう。