どきどきの実習生さん、わくわくの矢南っ子。明るく素直な矢南っ子パワーで、3人の教育実習生の先生に元気をプレゼントしてあげましょう。今日の出会いは、どんなふうに心に残ったかな。

◆顔を明かさずに活動している女性シンガー、Ado(アド)さんを知っている人も多いかと思います。ある番組で「アドという名前の由来」を聞かれ、「狂言の世界における役柄」と答えていました。狂言では「シテ」が主役、「アド」が相手役(わき役)を表すそうです。

 Adoさんは「最初は意味も分からず、小学生のときに響きでつけた」と振り返りながら、「私の曲を聴いてくださる方々の、誰かの人生のわき役になれたらいいのかな」と語っていました。

 アドの“わき役”とシテの“主役”。日々の授業や学校生活の中で、主役(シテ)はやはり矢南っ子。そして、わき役(アド)は、毎日何気なく支えてくれている周りの人たちかもしれません。先生、友だち、家族、地域の方々…だれを思い浮かべますか?

 たくさんの人を思い描ける人は、ぜひその支えに感謝の気持ちを伝えてみてください。きっと、毎日がもっと温かな雰囲気に包まれていくはずです。

◆今日、矢作中の2年生の皆さんが矢作南小に来てくれました。3日間にわたって、職場体験として学校や先生の仕事について学びます。矢南っ子たちは、すてきなお兄さん・お姉さんができたようで、とてもうれしそうな表情を浮かべていました。

 矢中生のみなさんにとっても、矢南っ子にとっても、この出会いはきっと心に残る貴重な時間になると思います。矢中生の運動場を元気にかけまわる姿、休み時間に子どもたちと笑顔で話す姿、授業で一生懸命教える姿…どれもとても頼もしく、矢南小に爽やかな風を届けてくれています。

 明日もその風が、子どもたちの心をやさしく揺らすような一日になりますように。互いに学び合うこの時間が、未来への小さな種になりますように。