11/28 校内授業研究(5年生) 個別最適な学びと協働的な学び
令和6年11月28日(木)3時間目、5年1組が校内授業研究を行いました。
教科は体育科で「マット運動」の単元でした。
マット運動では、技能的なねらいは以下のとおりです。
「回転系や巧技系の基本的な技を安定して行ったり、その発展技を行ったり、それらを繰り返したり組み合わせたりする」
そのために、自分の能力に応じた課題を発見したり、その解決方法を工夫したりします。
また、自分の考えたことを友達に伝えたりすることも大切な活動です。
前時までに、個別の技については練習してきており、今日は、発表会前の最後の練習という位置付けでした。
タブレット端末にワークシートが準備されており、子供たちは、これまでの自分の学びの足跡を見返すこともできます。
音声入力を活用して、効率的に自分の考えを記録に残すこともできます。
体育館全体が、3つのエリアに分かれていました。
①連続技を練習するエリア
②動画で振り返ることができるエリア
③前方倒立回転を集中的に練習するエリア
子どもたちは、自分の課題を解決するためのエリアに自由に動き、練習します。
個別最適な学びは、環境設定の工夫で加速します。
技を練習して振り返ることを繰り返しながら、技を磨いていきます。
そして、その個別の学びの過程で、自然と友だちとアドバイスを送りあう姿がありました。
十分な個別の学びがあると、自然と協働的な学びにつながるのだと思いました。
担任は、体育館全体に広がる子供たちの様子を見て回りながら、個別に声をかけました。
子供に委ねて学びが進む状況であれば、教師はそれを見守ることも大切です。
状況をしっかりと把握しながら、適切な対応が教師に求められています。
このような授業研究を通して、教師の力量向上につなげていきます。
最後の片付けも、みんなで協力して、手際よくできました。
その姿は、本当に立派でした。