令和6年10月11日(金)、市球技大会ソフトボールの部、準決勝・決勝が行われました。

会場は、昨日同様、福岡小学校。

空を見上げると、青空の高いところに薄い雲が浮かび、秋になったことを実感しました。

この秋の爽やかな気候が、子供たちの力を十分引き出してくれました。

 

準決勝の相手は、福岡小学校。試合巧者で、バントや盗塁などをからめながら中部小にプレッシャーをかけてきました。

守備が乱れてピンチになることもありましたが、みんなで声を出して最少失点に抑えることができました。

攻撃では、積極的にバットを振る姿勢が中部小に流れを引き寄せ、終わって見れば6-1での勝利でした。

 

 

 

 

 

 

決勝の相手は、六ツ美南部小学校。攻撃力が高く、守備でもスキがない今大会最強の対戦相手でした。

試合は、初回に先制したものの、試合中盤でひっくり返される苦しい展開でした。

本校エースの速球をはじき返す六南小の打撃力は脅威でした。

また、守備もほとんどミスがなく、序盤から中盤に失った試合の流れを引き戻すことが難しかったです。

しかし、合言葉は「みんなで勝つ!」。

選手が苦しいときは、ベンチから。

リズムに乗った声援が、選手の背中を押します。

声を枯らしてシャウトし、手のひらを赤くしクラップする。

次第に大きくなる声援。

最終回、裏の攻撃。1点差を追いかける。

自分を信じて打席に立つ。仲間を信じて声援を送る。

相手ピッチャーの心理を読みながら、ボール球に手を出さない。

心は熱いが、頭は冷静。

フォアボールを選んで、満塁からの押し出しで同点!

盛り上がるベンチと観客席。

再び満塁。

ボルテージは最高潮。

3番打者が打席に立つ。

一打サヨナラのチャンス。

みんなの祈りを背に受けて、バットを振り抜く。

散々苦しめられてきた、内野の守備の間をボールが抜ける。

3塁ランナーがホームベースを駆け抜ける。

「やったー!」あちこちで、雄たけびが上がる。

そして、ガッツポーズ!喜びが爆発!!!

サヨナラ勝ちで、優勝を決めることができました。

全力で戦った中部っ子。

”ソフトボールの神様”は、彼らにどんな言葉をかけてくれたのでしょうか。

ソフトボール部のみんな、おめでとう!そして、感動をありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰式では、優勝チームとして堂々と、凛々しい姿を見せてくれました。

大会を通して、あいさつの声が次第に大きくなりました。

荷物運び、グラウンド整備などを自分から進んでやりました。

応援してくれた家族や先生に、感謝の気持ちを伝えました。

優勝という結果はもちろん称えられることですが、人として一回り大きくなった中部っ子の姿を何よりも称えたいと思います。

今後の彼らの活躍が楽しみです。

 

 

 

 

 

教頭先生が、横断幕を用意してくれていました。みんな笑顔で記念撮影。