給食が終わると、そうじの時間になります。

各クラスに割り振られたそうじ区域を、学級で「そうじ当番」として分担された場所をそうじします。

学校で子供たちが教室や廊下、校庭をそうじすることは、我々にとっては当たり前の風景です。

ただ、世界的に見てみると、学校で子供がそうじをする国の方が少ないそうです。

不思議な感じです。

子供がそうじをする・しないは、きっと歴史的、文化的背景があるのでしょう。

いろいろな考え方や価値観があってのことだと思いますが、学習指導要領の解説には、以下のような記述があります。

清掃などの当番活動や係活動等の自己の役割を自覚して協働することの意義を理解し、社会の一員として役割を果たすために必要となることについて主体的に考えて行動すること

生活の場を清潔に保つことが主目的ではありません。

そうじを通して、社会性を身に付けることが一番のねらいです。

そうじの時間に校内を回ると、2,3年生が友達と協力しながらそうじを行っていました。

中部っ子の社会性を育むために、そうじ指導もしっかりと行っていきたいと思います。

サッカーのW杯で、試合後に日本のサポーターがスタジアムの客席をそうじする姿が世界で称賛されました。

日本の学校清掃の延長にその姿があるとするならうれしいです。