「六ツ美地区では大正から昭和30年代頃まで、菜種の生産が全国一を誇っていた」

「春になると、田は一面に黄色の絨毯を敷き詰めたように、見渡す限り黄一色」

「羽角山から矢作川の堤防を見渡した眺めは見事」

150周年の記念誌にある記述です。

菜の花が咲き誇っていた六ツ美地区は、それは美しかったんだろうと想像します。

そんな風景を学校の近くに復活させようと、地域の方と種まきをした菜の花畑。

今日は、霜の降りる冷たい朝でした。日を浴びてじっと開花の春を待っていました。

 

 

登下校ボランティアの地域の方と登校指導中に、六ツ美の菜の花について話すことがしばしばあります。

「昔は本当に菜の花畑だらけだった」「きれいだった」と話を聞く中で、「絵がある」とおっしゃいました。

驚きながら、ぜひ見せてくださいとお願いしたところ、さっそく学校にその絵を持って来てくださいました。

昭和18年4月に描かれたものだそうです。黄色い菜の花が一面に広がり、遠くに御嶽山を望む絵でした。

六ツ美の原風景が目の前に広がりました。

地域への愛着を育むことにつなげるため、子供たちに紹介します。

貴重な資料を紹介してくださり、ありがとうございました。