10/16 避難所のユニバーサルデザインを考える(6年生) ともに生きる
6年生は、総合的な学習の時間で、福祉について学んでいます。
テーマは「ともに生きる ~あたたかいまちをめざして~」です。
1学期からお世話になっている社会福祉協議会の方に来ていただき、今日はユニバーサルデザインについて講義していただきました。
学区防災訓練が9月3日(日)に実施され、6年生も参加したことを踏まえ、避難所のユニバーサルデザインについて考えました。
最初に、ユニバーサルデザインの基本的なことについて、スライドを用いて教えていただきました。
その中で、「障害者にとって、障害とは何か」という質問がありました。
子供たちは、「足が悪いこと」「目が見えないこと」などと答えました。
次のスライドで、車椅子ユーザーが階段を目の前にしたときのイラストが示されました。
これは、車椅子ユーザーにとって障害を感じる瞬間です。エレベーターがあれば、上の階に移動できます。
すなわち、エレベーターのない環境が「障害になっている状態」と言えます。
障害とは「人ではなく、環境の側にある」ということに気づかせてくれました。
そして、講義が終わってから、実際に避難所としての体育館やその周辺のユニバーサルデザインについて考えました。
環境が障害となるという視点をもった6年生は、高齢者や視覚障害者等の障害になるであろう箇所を次々に見つけては、記録しました。
最後に、自分たちが見つけた障害となるであろうポイントとその障害を取り除くために自分たちができること等を発表しました。
自分たちにできることを「合理的配慮」と呼ぶことも教えてもらいました。
合理的配慮は、ともに生きるために欠かせないものと言えます。6年生は、また一歩、学びを深めることができました。