新幹線の線路のすぐ南にある地元企業さんからお借りした田んぼで、2年生と5年生が稲刈りを行いました。

さわやかな秋の風が吹く中、5月24日に2・5年生が田植えをした苗が、見事に成長し、黄金色の穂を揺らしていました。

地域の方から、稲刈りの方法を教えてもらい、鎌を借りて田んぼに入りました。

前日の雨の影響もあって、田んぼに水が少し残っている状況だったので、子供たちは、泥にはまって移動の自由を奪われていました。

「せんせー、長ぐつが泥にうまってうごけませーん!」と、あちこちから救助要請が出る状況でした。

自力で脱出を試みて、バランスを崩して尻もちをつく子もいました。

子供たちは、稲刈りの大変さを実感しながらも、一束一束丁寧に稲刈りを進めました。

自分たちで田植えをしたからこそ生まれた集中力だと感じました。

足場がゆるいので、稲刈りに時間がかかってしまったことと、今年度は日程的に十分な時間が確保できなかったこともあって、

時間内に子供たちだけで予定の稲を刈りきることができませんでした。

残ったところは、コンバインで刈ってもらいました。

子供たちだったら30分はかかりそうなところを、5分程度で刈られる様子を見て、子供たちは驚いていました。

そして、コンバインで自動で脱穀された後、コンバインから伸びたアームから籾米がトラックに流し込まれました。

子供たちは、「おー!」と笑顔で歓声を上げていました。

子供たちは無自覚ではあると思いますが、この歓声は「収穫の喜び」につながるものではないかと思いました。

地域の方々の力を借りて、作物を育て収穫する営みの一部を体験することができました。ありがとうございました。

この体験を子供たちの成長につなげるのが、学校に帰ってからの我々の責務です。