令和5年10月17日(火)、市内小中学生対象にMIRAIオンラインセミナーが行われ、本校は4~6年生が参加しました。

講師は、超薄型太陽電池を研究している理化学研究所専任研究員の福田憲二郎先生でした。

演題は「未来を変える!超薄型太陽電池 ~太陽電池を身に着けたゴキブリ~」。

衝撃的な副題で、子供たちの興味をひきつけていました。

市内で、3千人近くが参加していたと聞きました。

オンラインで、動画で双方向のやり取りが可能なセミナーに、こんなにも多くの参加ができるのは、本市の強力なネットワーク環境のおかげです。

質の高い科学的な内容に触れる機会が、均等に与えられることに感謝です。

ゴキブリということで、あの突然居間に現れるチャバネゴキブリを想像していました。

しかし、研究で活躍しているゴキブリは、マダガスカルゴキブリという種類だそうです。

6~7センチとサイズが大きく、羽が退化して飛ばないので行動制御がしやすいので、研究にはもってこいのゴキブリ。

超小型の太陽電池、充電器等を装着して、長時間ゴキブリの行動を遠隔操作できるように研究しているとのことです。

そして、将来的には、災害時、特に地震でがれきに埋まってしまった人を探し出すときに活躍できるようになるといいと話していました。

1時間のセミナーでしたが、クイズがあったり、研究室の内部の様子も見ることができたりと、中部っ子にとっては貴重な時間となりました。

最後に、福田先生から、「好きなことを見つけて、こだわってつきつめることで、そこから広がる世界がある。ぜひ、まず1つ好きなことを見つけてください」とメッセージが送られました。

子供たちの「好き」を大切にして、これからの教育活動を充実させていきたいと思いました。