11/14 校内授業研究 学びに向かう力を育む
令和5年11月14日(火)1時間目、6年2組が校内授業研究を行いました。
教科は算数で、「およその形と大きさ」の単元でした。
・身の回りにある形について、その概形を捉え、およその面積などを求められるようになること。
・図形を構成する要素や性質に着目し、筋道を立てて面積などの求め方を考え、それを日常生活に生かすことができるようになること。
以上の2つが、単元をとおしたねらいとなります。
前時までのおよその面積の問題を踏まえて、今日は、浴槽の容積を求める問題に取り組みました。
浴槽の上面と下面をそれぞれ長方形に見立てた時に、上部と下部では、縦と横の長さがそれぞれ異なっていました。
問題を解くポイントは、まず、浴槽を直方体に見立てることができるかというところです。
そして、縦、横、高さ(深さ)の長さについて、自分なりに筋道立てて考えることができるかです。
最初の個人追究の場では、多くの子が苦しんでいました。
そこで、担任は、チーム内で意見交換するよう指示しました。
そして、それぞれのチームの状況を観察したのち、さらにチーム同士の意見交流を行うことを指示しました。
このような、段階的でタイミングの良い展開により、子供の追究意欲を減退させることなく、授業を進めることができていました。
最終的には、ある子が気づいた考え方が次第に広がっていき、ほとんどすべての子が問題を解くことができていました。
担任は、子供の様子をしっかりと観察し、必要に応じて個別支援もしていました。
子供に委ねて学びが進む状況であれば、教師はそれを見守ることが大切です。
そうすることで、子供の学びに向かう力を伸ばすことができると考えています。
また、こういった授業研究は、教師の学ぶ姿勢も同時に育まれます。