体育館の前の奥殿城の上に梅の花が咲いています。もちろん、「奥殿城」といっても、おかざきっ子展の時に奥殿小の場所を示すための看板の意味を持つベニアでできたお城です。奥殿城も二年目を迎え、雨や風に耐えているうちによい感じに古くなってきました。

 風が吹いて傾いていると、子供たちが「先生、大変です。奥殿城が倒れそうです!」と職員室に教えに来てくれます。長く設置してあると、あって当たり前になるものだなあと感じます。昨年のおかざきっ子展の時も、始めは展示に利用しない予定でしたが、ないと子供たちがさみしい思いをするかなと思い、会場に設置しました。

 写真を見て分かるように、お城の屋根も古くなって少し黒くなってきました。その上に咲く紅梅はお城によくマッチしています。桜の花は華やかな感じがしますが、梅の花は落ち着いた美しさを感じさせます。特に紅梅は古い建物によく合います。

 寒い冬を越えて、まもなく春を迎えます。「もうすぐ春だよ。もう少しの辛抱だよ。」と、春が近づいていることをこの紅梅は教えてくれます。