奥殿の紅葉も終わろうとしています。モミジの葉も落ち始め、葉で隠されていた枝が見え始めています。

 今年は、例年通りの秋だったように思います。朝晩寒く、昼間は暖かい秋でした。ここのところ秋を感じないような年が多かっただけに、爽やかな秋の気候は過ごしやすく楽しい気分にさせてくれました。そんな気候のせいか、今年の紅葉はとてもきれいで、「香嵐渓に行かなくても、学校で十分」という声がよく聞かれました。マラソン大会の頃から紅葉した葉が落ち始め、コースから落ち葉をどけるためにほうきで掃く必要があるほどでした。

 マラソン大会が終わると急に寒くなりました。今まで、「寒くないの」と聞いても、「全然寒くないよ」と言っていた子供たちも、「寒い、寒い」と言って上着を着たり、日の当たるところに集まったりしています。

 冬はすぐそこです。寒いときほど、お日様の温かさを感じます。そんな穏やかで平和な冬が奥殿にやってきます。